白山スーパー林道

(2000年8月7日)

 金沢から約1時間半でスーパー林道の中宮料金ゲートに着きます。石川県尾口村から岐阜県白川村を抜ける道で、標高1000bを超える所を走ります。33.3qの長さですが料金は普通車が3,150円でその距離の割には高い有料道路です。しかし、この山間を切り開いて造った10年がかりの大変な工事のことを考えれば納得いく料金かもしれません。  

  とくに紅葉の時期は素晴らしく訪れる人も多いのですが、このところの猛暑から逃れるために今回標高の高いこの場所を選びました。

 また、道中には滝が多いのでそれを見ることと、この道の最高地(標高1,450b)三方岩駐車場から三方岩岳の山頂(標高1,736b)への登山を目的にしました。

谷底には蛇谷川が流れ、その流れに沿ってこの林道は続いています。

 料金ゲートを過ぎるとすぐ遠方に見えてきます。

 谷底に流れる川を挟んで向こう岸の崖に流れています。残念ながら近づけないので小さな写真になりました。

 金を掘った所で、ベニ石(赤石)が、いぼ状に岩石にくっついていたところから赤石谷と呼ばれ、また水が増水すると三味線の糸のように三方に分かれ水が流れるところから三味線の滝と呼ばれているそうです。

 左の写真は帰り道で撮ったものです。この少し前に大変な豪雨となり、くっきり3本の滝になっていました。この日最初見たときは左の滝1本でした。

 3番目に現れるのがこの滝です。かなり勢いがある滝らしく遠く離れたところまで音が聞こえました。

 ここではかもしかも見られるそうですが、残念ながらこの日はいませんでした。随分前に来たときは野生の猿も多く見ることが出来ました。


写真をクリックして下さい。滝の表情が変わります。

 蛇谷園地駐車場で降りて徒歩で行きます。駐車場にあった案内板によると、往復40分かかりますと書いてありました。しかし、実際に歩いてみると片道約10分でした。ただ、深い谷底にあるので急な山道を歩かなくてはなりません。年輩のかたなど足に自信のない方は行かない方が良いと思います。

 この滝は「日本の滝100選」のひとつ、落差76bで山の中腹より岩壁を数百条に細かく流れ滑るように落ちています。この様子はまるで老婆が白髪を振り乱したように見えることから名前が付いたとされています。

 今回は、ここを2往復しました。行きの時に写真を撮ったのですが、帰りまでに豪雨があったので、その迫力の違いを確かめるために帰りに再び写真を撮りました。

 左の最初に撮った写真をクリックすると数時間後のいかにも白髪を振り乱したような滝が現れます。

親谷の湯 

 姥ヶ滝のすぐ目の前にあり、滝を眺めながら入れる風呂です。川底から出る噴泉で、これを近くの岩盤に自然にできた浴槽に引湯して、昔から飛騨の人たちが山越えで湯治に来ていたそうです。どんな難病でもなおるというので、ドスの湯とよばれています。

この日も数人の方が水着を持参し入りに来ていました。

 谷底へ下りてからは左のような遊歩道が滝まで続いています。


子供達を見守る優しい滝が変身します。写真をクリック

 標高900bの所にあります。下記のような説明を書いた看板がありました。
ふくべ(瓢箪)の大滝 

国見谷の断崖より86b直下する豪壮な蛇谷随一の大滝で、時にはその水しぶきが道路をおおうことがある。蛇谷金襴銀欄壁と云った人もある。 その絶壁がみものである。

 まさか看板に書いてあるような水しぶきが道路をおおうような状態を2時間半後再び訪れたときに目にするとは想像もしませんでした。

写真をクリックしてください。荒れ狂った滝に変身しました。

 いつここへ来てもチョロチョロ流れる感じで、何が大滝だと馬鹿にしていたのですが、今回は自然の猛威を感じました。自然をあなどってはいけませんね。

滝壺
(クリックしてください)

 
写真をクリック

 標高1,350bの所に白山展望台があります。ここでコンビニのおにぎりで昼食です。

 真ん中の雲に隠れようとしているのが、白山です。やはり山の天気は変わりやすく、だんだん怪しくなってきました。

 そこでしばらく天気が回復するのを待っていましたが、逆にだんだん凄い雨になってきました。

 しかたがないのでそこを離れ最高地の三方岩駐車場に向かいました。雨足も強くなりがゴロゴロと何回もなっています。しかし、トンネルを抜けた三方岩駐車場は雨が降っていません。様子見て予定の登山が出来るかなとかすかな期待がまだこの時はありました。

 しかし数分後アッという間に土砂降りになり、豪雨となりました。それはもうすさまじいもので目の前も見えないほどです。一歩も車から出ることが出来ず、約一時間ぐらい待機していました。

 すこし、小降りになったところで、もちろん登山は断念し引き返すことにしました。

左の写真はとがの木台駐車場から白山を眺めたところです。中央遠方が白山です。


まだ雨が降り暗く、まるで墨絵の世界が広がっていました。


山の中腹を走る

 
延命水

 途中の豪雨で登山の計画も断念せざるを得ませんでしたが、行きと帰りでまったく違った表情の滝を見られたのはラッキーだったかもしれません。しかしながら、改めて自然の恐ろしさを痛感しました。この日の数日前に谷川岳で鉄砲水にあい死傷者が出ました。自然に触れるには細心の注意を怠らないようにしたいものです。

スパー林道から下界へ下りていくとそこには青空が広がっていました。

その後、手取峡谷を経由して帰宅しました。手取峡谷については別ページにて