能登島と別所岳

(2000年9月18日)

 夏の間、涼を求めて山ばかり行っていたので、今回は久々に秋空の下の海を求めて能登島の方に行きました。金沢から能登有料道路にのり、田鶴浜道路を経由して和倉温泉より能登島大橋を渡るとそこが能登島です。金沢から約1時間半かかったでしょうか。

 能登島は水族館ガラス工芸館が有名で、水族館には家族や友達などと数回行っています。能登島へ行くというと水族館に行くといったお決まりのコースです。しかし、それほど行っていながら、他へまわったことがありませんでした。そこで今回は須曽蝦夷穴古墳と能登島の海岸線をぐるっと一周してきました。
能登島の海はとても綺麗で穏やかでその景色の素晴らしさに感動しました。

能登島大橋


向かいは能登島

 この橋は平成10年に無料になりました。それまでは通行料金が高くて有名でした。今回無料になって初めて能登島に渡りました。多分、有料のままだったらこの先何年も訪れることはなかったと思います。

 しかし、この橋のおかげで能登島も活性化したのは間違いありません。素晴らしい水族館もあり、ゴルフ場もあります。水族館ではイルカショーなどもあり石川県の子供は必ず訪れています。また、デートに最適。

 
能登島側から。向かいは和倉温泉
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 能登島大橋は和倉温泉から架かっています。和倉温泉は七尾市街地のとなりに位置し橋の下の海は七尾湾にあたります。橋を和倉温泉から渡ると右が七尾湾南湾、左が七尾湾西湾となっています。

 能登島を渡りきると頭上に電光掲示板があります。それにはその日能登島を訪れた車の台数がそのつど刻まれています。

須曽蝦夷穴古墳

 能登島大橋から直進してしばらく行くと案内看板があり、そこを左折して行くとここの駐車場に到着します。国指定史跡になっており、平成9年に古墳公園とともに整備されたそうです。


正面から海が見えます。対岸の石動山がはっきりわかります。

 

  古墳時代終わり頃の7世紀中頃の方墳で、北陸では数少ない高句麗系様式の古墳だそうです。

 雄穴(右側)雌穴(左側)という石室が海に向かって開いています。一つの古墳で二つの石室をもつ一墳双室墳(いつふんそうしつふん)として貴重な例だそうです。

 さらに特異なのは石室の作り方にあり、板石を小口積みにし、天井部を大きな板石で隅の方から三角形になるように積み上げる方法がとられているとのこと。

 このような特色は、朝鮮半島と能登のつながりをあざやかに物語る遺跡だそうです。


雌穴


雄穴

 両方の穴を覗きましたが天井が低いのでうっかりすると、頭をゴツンと打ちます。充分低く屈みながら入らなくていけません。刀装具やなどの副葬品が出土したそうですが、残念ながら今、中には何もありません。霊はいるかも・・・ゾゾ・・


蝦夷穴歴史センター

 駐車場に蝦夷穴歴史センターがあります。ここには出土した遺物の展示や発掘調査の様子が写真などで紹介されています。

 また、能登島の他の多くの遺跡の地図などもあり、古代は発展していた島のようです。今よりも人で賑わっていたかもしれませんね。

なお、この建物は無料で入れます。

能登島の海岸

 古墳を後にして能登島の沿岸をぐるっと一周する事にしました。どこを走っても穏やかな海でのんびりとしています。沢山、能登島の海の写真をとったのですが、あまりに穏やかすぎて写真としてはこれと言ってお見せできるものはありませんでした。でも、肉眼で見るこの海の美しさは何とも言えません。それほど心に感じるとることが出来る海です。


そわじ浦海水浴場の舞台

  その海岸の中でもここの景色は変わっていたので写真を載せました。ここはそわじ浦海水浴場で、水も透き通っているし、遠浅なので泳ぐにはもってこいの所です。

 また、コンクリートの舞台が海に突き出しており、いろんなイベントも出来るし釣りも楽しめるようになっています。

 この日は9月半ば過ぎでしたが、残暑の厳しい今年はやはり海に来るとこの時期でも暑く、海水パンツを持ってこなかったのですが、もう少しでそのまま海に飛び込んでしまいそうでした。


 入り江

  右の写真は一見、川か湖の様に見えますが、実は海で入り江が奥深く続いています。ただでさえ穏やかな海なので、このような入り江は湖に見えるのも当たり前のようです。

 能登島の見所には他に縁結びの神様として人気がある伊夜比盗_社があります。カップル達が数多く訪れているそうです。水族館で遊んで是非立ち寄ってみられたらよいと思います。ああ、あの時ここを知って寄っていたら・・・

ツインブリッジ


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 この橋は開通してそんなに経っていません。2つのタワーが立ちとっても美しいデザインです。能登島大橋も綺麗ですが、この橋はまた違った趣です。能登にかかった都会的センスのある橋という感じがしました。

 ちょうどこの橋を通ったときは午前中曇っていた空も快晴になり、青空と青い海とのコントラストが風景を盛り上げていました。

 この橋からは遠くに能登島大橋も見えます。また能登島から橋を渡った中島町側にはこの橋を一望できるうるおい公園が整備されています。

別所岳

 能登島から中島町に渡って道の駅「なかじまロマン峠」で遅い昼食をすませました。さて、まったく計画性に欠けたドライブをする私はそれから奥能登に行こうか、早めに戻ろうか迷いました。

 そんな時、ふとネットで知ったマーガレットさんのHPを思い出しました。マーガレットさんから中島町の別所岳からの景色は素晴らしいと伺っていたし、またHPにも紹介されています。

 そこで地図をみるとすぐ行ける位置にありました。幸い天気も良くなったので、もう別所岳へ向けてゴーです。でも、何回か迷ったあげくにようやく登山道にたどり着きました。

 マーガレットさんより伺っていた道の反対側の登り口から行ったため迷ったようです。

 道は山間部を進んでいきます。村の人たちが稲刈りをしていました。ここでは、山の中の狭い土地も田圃になっています。ですから、コンバインのような大型農機は入れられないので稲も天日に干されていました。能登の米がうまいのはこのように、天然乾燥させるからなのかなと思いつつ先へ進みました。

 だんだん細い道なって行きました本当にこの先にあるのかと、不安になりつつ車を走らせました。しばらく行くとムム・・何故か下っていくのです。頂上に行くのに何故下るのかと思い下る前の所に引っ返しました。すると、頂上への登る脇道がありました。その横にちゃんと案内地図があるのにそれを無視して通り過ぎたのが悪かったようです。


別所岳頂上(クリックして下さい)

 しかし、その脇道のなんと急なこと。ここは四輪駆動車の見せ所です。さすが、わが愛車楽々に登りました。すると、ヒェ〜言葉が出なくなるほどの絶景が広がっているではないですか。思わずマーガレットさんありがとう!と心の中で叫びました。

 能登島の海が一望出来ます。こんな雄大な光景はあまり見たことがありません。また、何気なしに来たので、なおさらその突然の絶景に驚かされました。

左の写真をクリックして下さい。パノラマ写真にしてみました。

 写真を撮ったのですが、なかなかこの景色は表現できません。是非、機会があれば肉眼で見ていただきたい景色です。季節によっては海の向こうに立山連峰が見えるようです。しかしながら秋といっても夏がようやく終わったばかり、遠くの方の視界はまだ霞んでいました。冬の晴れた日に雪景色の山が見るれと思いますが、そのときはこの山に登れるかどうか・・・

 さて、しばらくこの景色を堪能した後、帰ることにしました。行きはよいよい帰りは怖いとはこのことです。頂上からの急な坂道は、まるでこのまま前にひっくり返るのではないかと思うほどで、エンジンブレーキだけじゃ怖く、ブレーキを充分踏んでソロソロと下りました。もし、前から対向車が上がってきたら大変な事になるでしょう。これから訪れる人は脇道に上がる前の道に車を止めて頑張って歩いて登った方が安全です。

その後、能登島のツインブリッジに再度渡り、能登島大橋で写真を撮り直した後帰宅しました。