乗鞍高原

(2000年8月21日)

出発〜乗鞍スカイライン〜乗鞍畳平

 この日の金沢の予想最高気温37度、そこでこの猛暑から脱出すべく乗鞍へと向かうことにしました。  

 金沢を朝6時50分に出発しました。空は真っ青に晴れ渡りこれから行く乗鞍高原の美しい景色を想像しながらワクワクした気持ちでした。高速道路に乗って富山に向かいます。一週間前に立山へ行ったときの悪天候を思い出し、今日はいい天気で良かったと思いました。先週は高速道路から立山は見えなかったが、今回はこの天気だとさぞかし綺麗に見えるだろうと思いながら富山へと道を急ぎました。


富山インター付近(曇っています)

 しかし、やはり立山は曇っていて見えません。富山インターにつく頃はなんと先週とまったく同じ曇り空ではありませんか。日頃の行いの悪さが2週つづけて出てしまったようです。富山インターからは国道41号線を神通川沿い神岡方面へ向かいます。

  先を行けば行くほどどんよりと曇ってきます。神岡から上宝村に入る頃にはとうとう雨が降り出してきました。


外は雨


上宝村

 上宝村から、新平湯温泉平湯温泉へと向かい安房トンネル入り口を通っていよいよ乗鞍スカイラインに入っていきます。料金所で軽自動車1,100円の通行料を払いました。白山スーパー林道の価格に比べると案外お安い料金です。しかし、料金所のおじさんはこの軽自動車で大丈夫か?というような顔に思えました。あとで気づいたのですが軽自動車はほとんど目に付きませんでした。標高2,000b級の山を登っていくのですから無理もありません。わがノロノロ運転の車はやはり普通車に比べると馬力がないので後ろから車がやってくると、どうぞどうぞと追い越させてあげながらの登山です。

 この時午前9時40分頃でした。出発してから約3時間弱で乗鞍スカイラインに着いたことになります。


乗鞍スカイライン

 ここは雨は上がっていたというより、最初から雨は降っていなかったようです。しかし、上に上がるにつれガスがかかってきました。ガイドブックには乗鞍スカイラインの雲上を走るすばらしい写真が載っていますが、ただ濃霧の中をさまよっているだけでした。しかし、先週行った立山の時のように上を行けばいくほど晴れて来るだろうとこの時はそんなに心配もしていませんでした。

 でも、その考えはすぐに間違っていることに気づき ました。逆に上へ行けば行くほど視界が悪くなってくるのです。ああ、これでは先週の立山以上の悪天候です。

 そんな中を慎重にライトをつけて運転していると思ったよりも早く頂上の畳平に到着しました。ここはもはや標高2,702bです。


畳平駐車場(濃霧でさっぱり)


畳平バスターミナル

 畳平に着いて何にも見えません。それに外はもの凄く寒いのです。「暖房してあります」という張り紙をした売店もあるほどです。しばらく、車の中でじっと霧が晴れるのを待っていたのですが、いつまで経っても晴れそうにありません。

 せっかくここまで来たのだから、ともかくこの霧の中をウロウロしてみました。駐車場トイレ横の魔王岳の登山口に高山植物が咲いていました。そこでその花を熱心に写真を撮っている二人のおじさんがいました。その方達の撮り終えるのを待ってこちらもデジカメで撮影です。写真を撮り終わると先程のおじさんの一人が話しかけてきました。

 「この花何か知ってますか?」と聞かれました。最初、私が知らないようだから教えてあげようとしたのかと思い「イワギキョウだと思うのですが・・・」と答えました。すると、その解答が返ってくると思いきや「ありがとう」と言ってもう一人の連れのおじさんの所へ行って「あれはイワギキョウだって」と教えているではありませんか。

 これは困ったいい加減な事を言ってしまったと思い、そそくさとその場を立ち去りました。でも、あとから「乗鞍岳自然観察マップ」をバスターミナルで購入してみると確かにイワギキョウでした。我ながら植物に詳しくなったもんだとちょっと心の中で鼻高々な気分でした。


イワギキョウ

 寒さはもう鳥肌状態です。先週行った立山ぐらいの気温だろうと思っていたのが大間違いでした。防寒の用意もしてなかったので、少し霧に濡れながら全身が冷たくなっていきました。そこで、温かいものをと思いバスターミナルの売店で蒸されて湯気が上がっている笹にくるんだ栗おこわを買って車の中で食べながら少し霧が晴れるのを待ちました。しかしながらいっこうに晴れる様子がありません。

 しかたがないので、今度は霧の中をバスターミナル横からお花畑へと下りていきました。そこは一面に花が咲いているらしいのですが、残念ながら数b先しか見えません。それでも霧の中、木道や砂利道を進んでいきました。全体的な写真はまったく霧に包まれてダメでしたが、一つ一つの花を接写で撮ることが出来ました。ここの高山植物は愛らしい可憐な花ばかりです。

 


ウサギギクとヨツバシオガマ

 お花畑をまわってから、又しばらく車の中で霧が晴れるのを待ちました。バスターミナルの前でタクシーの運転手さんが「昼から晴れるでしょう」と言っていたのを耳にしたので、それを信じてじっと待ちました。でも、なかなか晴れる気配すらありません。そこで車の中で地図を広げて考えた末、このまま待っていても無駄なので畳平から乗鞍エコーラインをいったん下ってみることにしました。そして、時間を見計らってまたこの畳平に戻ることにしました。


雪渓

 エコーラインを下っていくとすぐに雪渓があり、多くの人がここに車を止めて写真を撮っていました。 また、遠くの方の雪渓ではスキーを楽しんでいる姿もみうけられました。


ハイマツの林が続いています。

 山裾にエコーラインは続いています。まわりには高山特有のハイマツの林があります。

今度は下の方へ下りるにつれて霧も晴れ視界も良くなってきました。

乗鞍エコーライン


三本滝へ