那谷寺

(2000年11月13日)

 そろそろ、山の紅葉も終わりに近くなってきたので、今回からしばらくは古寺めぐりをしようと思いました。古寺めぐりは昔から好きで、特に紅葉と古寺はなんとなくマッチして大好きです。

石川県の紅葉の名所と言えば小松市の那谷寺が有名です。山代温泉の近くにあり観光コースの一つになっています。

那谷寺

 金沢から車で国道8号線を経由して約1時間ちょっとで着きます。
 


山門

 この日は月曜日でしたが沢山の人出でした。石川県ナンバーの車はもとより、福井県、富山県ナンバーの車も多く、ここは石川県と言うより北陸の紅葉の名所といった方がいいかもしれません。

 山門をくぐると、杉とモミジが林立した参道が続きます。ここのモミジはまだ青々としていました。紅葉には少し早かったようです。


参道


参道

 右の写真は同じく参道ですが立入禁止になっていました。苔むした道で趣があります。

 参道を過ぎると池がありその向こう岸はとても変わった奇岩の壁があります。太古の噴火の跡と伝えられていますが、このような変わったものはあまり見たことがありません。


奇岩遊仙境


本殿

 池を通り過ぎると石段があり、岩窟の中腹に大悲閣拝殿があります。

入っていくと岩窟の中に本尊十一面千手観音菩薩が安置されています。このように岩の中にあるご本尊は珍しいです。

 三重の塔(国重文)。中に鎌倉時代の作、胎蔵界大日如来を安置してあります。


三重の塔


楓月橋

楓月橋は三重の塔から展望台にいたる橋です。モミジの中を歩いていきます。
ここから見る奇岩遊仙境の眺望は美しく、境内を見渡せます。


鎮守堂

 那谷寺は白山信仰の寺で、泰澄大師によって創建されました。

 寺号は西国三十三所霊場1番の紀伊・那智山の那と、最終33番の美濃・谷汲山の谷をあわせて名付けられたそうです。

 その後荒れた那谷寺を現在のように再興したのは、前田家三代利常です。


芭蕉の句碑

”石山の 石より白し 秋の風”

元禄2年8月5日、那谷寺を参拝した松尾芭蕉は、奧の細道の記にこの名句を残しました。

晩秋編へ続く