秋の京都

(2000年11月20日)

 ほんの数日前まで京都に行くなんて思ってもいませんでした。実は前々から11月20日に母が友人と京都へ仏教のお話を聞きに行くことになっていました。そのことは私も知っていたのですが、その日は店の定休日だったのに気がついたのです。しかし、先月まではいくら定休日でも京都へ車で行くなんてこれっぽっちも考えたことはありません。私の車は軽自動車でそれも高速でスピードを出す馬力がなく、車が多い名神なんて自殺しに行くようなものでした。

 ところが、その車の調子が悪くなったのと、もう10年乗り続け走行距離も10万キロを超えたので新車に買い替えることになったのです。今度の新車はやはり軽自動車ですが、ターボ付きで乗り心地や馬力も私が今まで乗った普通車以上の車です。それで、先日、母が友人と京都行きの話をしているときに乗せていってあげると言いました。

 その時、母と母の友人二人は喜んで私は感謝されましたが、実際私はこの機会をうまく利用しただけなのです。なぜなら新車で遠乗りしたいのと、大好きな京都へ運転手と称して高速代などを払ってもらい割安で遊びに行けるという魂胆があったのです。

 今回は特に紅葉の写真を綺麗に撮ってこようと三脚とデジカメのスマートメディアの予備を買いました。天気が良くないとせっかく行っても写真が撮れず面白くありません。デジカメのオートモードだと暗くなり画質を悪くした画像処理をしなくてはなりません。天気が悪い時はマニュアルモードにし、露出補正で明るくして写真を撮れば雨といえども綺麗に写ります。帰っての画像処理もほとんど大きさを変えるだけでOKです。ただそうなると手ぶれが出てきます。そこで三脚で固定してやるとバッチリ。今回は予想通り曇り空で時折小雨降る天気となりました。

 

高山寺

 母達の行く法話会は午前9時半に始まります。余裕をもって午前5時40分に家を出て母の友人宅を経由し、金沢西インターから高速道路に6時にのりました。それから途中賤ヶ岳パーキングで20分ほど車の中で朝食と休憩をとり京都東インターには8時40分ぐらいに着きました。高速で3時間かかりませんでした。

 それから法話会の会場のお宅がある東山三条で母達を降ろし、法話会が終わる午後4時15分まで単独行動です。9時過ぎに母達と別れると一目散に高雄の山をめざして車を走らせました。京都の街は碁盤の目になっているので迷うことなく目的地に着きました。

 下記からの写真をクリックすればほとんどの写真は拡大します。なお、中にはピントが悪いのがありますが、せっかくの京都の紅葉ですのであえて載せました。今回は三脚を持っていって万全の体勢で撮影にのぞんだのですが、ほとんどのお寺が三脚は使用禁止でした。また、おっちょこちょいの私はカメラのモードの切り替えをよく忘れるのでぼやけた写真も多いです。まずは言い訳をしておきます。(笑)

 高雄では高山寺近くの市営駐車場に止めました。シーズンだから止められるか不安でしたが、ほとんどの人はバスかタクシーでしたので、運良くすぐに止めることが出来ました。駐車場あたりも凄く綺麗に紅葉しており、これからの京都見物を考えるとウキウキとした気分になりました。天気は曇っていて気温は歩くと汗が出るほどの暖かさです。


高山寺金堂

 この日は月曜日でしたが沢山の人出でした。特に中高年の女性が90パーセントをしめています。やはり、京都は女性のあこがれの地であるからかもしれません。平日のため、子供連れがいないのは落ち着いて風情を楽しめました。

 入山料300円を支払い山の上へと上がっていきます。大木にかこまれた中を歩いていくと心も落ち着きます。しばらく行くと杉木立の中に高山寺金堂が現れました。

 高山寺には学生時代の教科書にも載っていた有名な「鳥獣人物戯画」が収蔵されています。ホントに奥深いこの山はそんな動物たちがいかにも戯れていそうな雰囲気をかもしだしていました。

 

西明寺

 高山寺から山を少し下ると清滝川に出ます。そこの指月橋を渡り拝観料を支払い上っていきます。すると紅葉の綺麗な門に着きます。

西明寺は槇尾山という号で、上の栂尾・高山寺、次に行く高雄山・神護寺とともに三尾の名刹の一つとなっています。

 
本堂前

 


神護寺

 西明寺の裏手を降りていくと、神護寺に通じる道に出ます。清滝川沿いに続くその道をいくとやがて高雄橋に着きます。橋を渡るとすぐに神護寺へ上る長い石段があります。まわりの人はすぐに息も荒くなり辛そうに一段一段上っています。私のここが日頃のウォーキングの成果の出しどころ、そんな人たちをスイスイと追い越して息もそう荒くならずに上っていけました。

途中、ちょうどみんながくたびれた頃に茶店がありました。そこの紅葉も綺麗でした。


茶店

 石段を登った先には楼門があり、そこをくぐると広場になっていました。その奧にある石段を数段上がると金堂になります。ここの前のモミジは地面近くまで垂れ下がっていました。その中に入ってみると曇り空でしたが明るさまで違ってくるようでした。

 
金堂前

 


金堂前

このあたりはまさに紅葉のピークです。

 
五大堂

 


多宝堂前

 
五大堂

 


金堂前から五大堂までの階段

 地蔵院名物のかわらけ投げがあります。皆さん、100円で二枚のかわらけを買って谷に向かって投げていました。下に溜まったのはどうするのでしょうね。

 
地蔵院

 


かわらけ投げ近く

 
地蔵院近く

 


本坊前

 帰りはまた上ってきた長い石段を下りていきました。途中の茶店で午前11時20分ぐらいでしたが紅葉に囲まれながら昼食をとりました。その名もずばりモミジうどん800円也をいただいたのですが、ユズが利いた薄味でいかにも京都らしいおうどんだなぁ〜と感慨深くすすりました。(笑)

 石段では前の人が転けていました。なぜならハイヒールを履いているたのです。石段は雨で濡れているし、またおまけに沢山の人が通るので石は自然に磨かれてつるんつるんになっていました。だから降りるのにも要注意です。相変わらず上ってくる人はハーハーゼーゼーと荒い息づかいで辛そうです。若いカップルも苦笑しながら歩いていました。いい若いもんが・・・もっと鍛えんかい!と心の中で

 
楼門

 


清滝川

 その後、また高山寺の駐車場まで山を上って行きました。途中で「モミジのてんぷら」なるものを売っていたのでついつい買ってしまいました。カリントウの味に仕上げてありましたが、モミジ自体の味はわかりませんでした。そういえば大阪での大学時代に友達と箕面の山に紅葉狩りに行きやはりモミジのてんぷらを食べたなぁと想い出がよみがえってきました。いかんいかん、昔話を始めたら呆けの始まりと言うではないか、これからの未来を考えなくては・・・

さて、高雄から再び京都市街にもどり等持院へ向かいました。

等持院へつづく