萩の寺:実性院

(加賀市大聖寺、2001年9月17日)
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 9月の今頃何の花が咲いているかなと考えた時萩の花が浮かびました。そこで萩の寺として有名な加賀市の実性院へ行くことにしました。
 金沢から北陸自動車道にのり加賀インターで降り3分ほどで到着します。金沢から約1時間足らずです。
しかしながら詳しい地図がなかったので実際のところ随分迷いました。
この加賀市の古き城下町大聖寺には山の下寺院群という寺町があります。その中の一つが実性院です。

 
 このお寺は大聖寺藩主前田家の菩提寺です。初代の前田利治の院号が寺名となっています。
 まず寺に着くと一面の萩に驚かされました。
主に白い萩が多く参道いっぱいに垂れ下がっていました。
受付で拝観料400円支払うと受付の方に白寿茶というお茶を入れていただきそれを飲みながらお寺の内部の説明を聞きました。
 
 お御堂の前に「ぼけ封じ白寿観音」という像がありました。、私はまだまだぼけることはないだろうと無視して行きました。
(数年後、後悔するかな?)
 御堂に向かって左後ろの石段を上がっていくと、大乗寺藩歴代藩主の墓があります。
受付の方から六十数段あると聞かされましたが、そんなになかったような感じですぐに着きました。

手すりが着いているので年輩の方も上りやすくなっています。ただ古い石段なので滑りやすいので気をつけて上らなければなりません。
 歴代藩主の墓が幾つもありました。真ん中左の墓が初代利治の墓です。また、この中に家来として追い腹を切った3人の墓もあります。殉死はこの当時も行われていたようです。封建社会に生まれたら大変ですね。
 
 ここで私に災難が起きました。美味しい血液を持つ私に蚊がいっぱい集まってきました。顔、腕と随分刺されてしまいました。ヤブ蚊の餌食です。
 御堂まで下りたときに他の観光客の方から「蚊がいたんですか?いっぱい刺されていますね」と言われてしまいました。(蚊に好かれるより、人に好かれたい・・・苦笑)
 さてお御堂の中を入って左奧へ行くと歴代藩主と殉死者の位牌が並んでいました。
御霊屋(おたまや)と称する位牌堂です。

 蒔絵がほどこされたりっぱな位牌で部屋の内部の障壁画も見事でした。(薄暗い部屋だったのでちょっと不気味な感じもしました。)

 また御堂の左にある建物には十六羅漢が並んでいました。文政三年に製作されたものだそうです。
 実性院に向かって右横に50bぐらい続く萩の並木があり、そこに並ぶ野仏と向かい合って華やかに咲きほこっていました。
 なんとも言えぬ初秋の雰囲気を感じることができます。

 初秋の実性院は風情があり、心が和みゆっくりとした時を過ごすにはとても良いところです。

            おわり